裸足の1500マイル 【2002/オーストラリア映画】 あらすじ・レビュー 「90日間故郷へ歩き続けた少女たちの感動の実話」
感想
この映画は1930年代の、オーストラリア先住民に対するイギリス人の人種差別の残虐さを視覚で訴える映画だ。胸が張り裂けるような、感動的なこの映画はピーター・ガブリエルの美しく頭に残る音楽によって彩られている。
80/100点
この映画を見ながら一人で泣いたのは秘密だ。
トレイラー
ジャンル:人間ドラマ
ムード:強烈、悲壮
テーマ:実話、人種差別
あらすじ
1931年、西オーストラリアのジガロング。14歳のアボリジニの少女モリーは、8歳になる妹のデイジー、従姉妹で10歳のグレーシーたちと楽しく平穏な毎日を送っていた。ところがある日、アボリジニ保護局の人間がやって来て、時の政府の政策に従って彼女たちを拘束、母親から引き離して施設に強制収容するのだった。粗末な環境下で、白人社会へ適応するための厳しい教育が始まる。ある時、たまりかねたモリーたちは厳重な監視をかいくぐり脱走する。そして、延々続くウサギよけフェンスの先にある母の待つ故郷へ向けて1500マイルの遥かなる旅路を歩き始めるのだった…。
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監督・出演:フィリップ・ノイス
原作:ドリス・ピルキングドン
2002年オーストラリア
出演 エヴァーリン・サンピ/ローラ・モナガン