ブラックフィッシュ 【2013/アメリカ映画】 あらすじ・レビュー「世界中で議論を呼び起こしたドキュメンタリー」
感想
私たちが水族館でシャチのショーを見るために、多くの赤ちゃんシャチが母親の元からうばわれ、閉じ込められ、調教されている。
野生のシャチは50年から100年生きると言われている。水族館等、閉鎖的な環境にとじこめられているシャチの寿命はその半分だ。
動物愛護家でなくてもこれがシャチにとって残酷な仕打ちであることがわかる。
シャチがトレーナーを食べてしまった事故から展開していくこのドキュメンタリーは、子供の頃の夢を壊すような内容だった。しかし、21世紀の動物を扱うエンターテイメント業界の残酷で野蛮なビジネスモデルについて考えさせられた。
80/100点
トレイラー
ジャンル:ドキュメンタリー 、ドラマ
ムード:パワフル、圧迫感
テーマ:動物、人間、考えさせる
あらすじ
2010年に雄のシャチ、ティクリムがショーの最中にトレーナーを殺害する事故が起きる。この事件を中心にこの映画は展開していく。ティクリムがどこからフロリダ州シーワールドにきたのか、事故の後のシーワールド側の対応はどうだったのか、インタビュー、そして記録映像等に基づいて構成されている。
ちなみに、この映画によって署名運動や抗議の声が高まり、シャチのショーは中止された。
『ブラックフィッシュ』
監督 ガブリエラ・カウパースエイト
脚本 ガブリエラ・カウパースエイト、エリー・デスプレス 他
音楽 ジェフ・ピール
制作会社 マグノリア・ピクチャーズ
日本語版は残念ながら出ていません。もし英語に自信があるという方がいるなら是非この映画を見てみてださい。水族館の動物たちの見方が変わると思いますよ。